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電気ショック療法が不安です。

相談: (68歳 男性)
前回適切なるアドバイス有難うございました。今回も心臓病について宜しくお願いいたします。

病名:不整脈心房細動、ワーファリン服用中。僧帽弁不全症とのことで近日電気ショック療法を行うとのことですが、不安です。この方法で大丈夫なのでしょうか、アドバイスをお願いします。
回答:心臓血管外科・循環器科 教授 渡辺 直
僧帽弁閉鎖不全のためもあって心房(特に左心房)に容量負荷および圧負荷がかかり、心房細動をまねいた、あるいはこれがくりかえし起こっている、という状況でしょうか。

心房細動歴が長くないので有れば、抗不整脈剤によって正常の調律(洞調律)に戻ることもありますが、これで駄目でも電気的除細動で洞調律に復することが期待できます。

ワーファリンをしっかり飲んで左心房内に血栓がない状態で受ける除細動であれば安心して受けて下さい。(左房内に血栓が存在する場合は、電気的除細動を行わなくてもこれが剥がれて飛散し脳梗塞をおこすリスクがあります。特に電気的除細動を行うとその時の衝撃で左房内血栓が飛びやすいのです。原則的に2週間以上の十分なワーファリン治療を行い心エコー図などで左房内に血栓がない事を確認した上で除細動を行うこととなっており、この原則をふんでいれば、安全に治療できます。)

静脈麻酔で寝ている間に前胸部と左側胸部の上に10cm直径ほどの電極をあてて100W程度の通電を行うことによって心臓が”感電”し、不整脈が治る、という原理です。麻酔が効いている間に行われるため痛みや苦痛はありません。成功率は心房細動の経過履歴や基礎心疾患の重症度によって変わるので一概には言えませんが50%以上の確率は期待できるでしょう。
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