相談:
(37歳 男性)
左下の歯が抜けたまま長く放置したため咬みにくくなったので近所の歯科へ行ったら歯を削ってブリッジを入れました。以来、冷たい物はしみるしすごく違和感があって物がかめません。しかも唾液が出なくなってしまい食べ物の味がしなくなってしまいました。
微熱もずうっと続いていますし頭痛もします。唾液を作る器官の病気なのでしょうか。それともブリッジを作り替えればなおるものでしょうか。
唾液が生成される主唾液腺は左右上下顎に独立して4つあります。これらの唾液腺のうちの一つからの分泌が停止しても唾液量が大幅に減少することはまれで、他の健全な唾液腺が十分にカバーしてくれるはずです。
また、4つの唾液腺の機能がすべてが同時に低下するのは考えにくいので、原因はメンタルなものである確率がきわめて高いと言えます。今回入れたブリッジが直接唾液の分泌量に関与することはありませんのでブリッジの再製作は無意味でしょう。
微熱、頭痛の持続や唾液量の減少など、症状から最も疑われるのはやはり心因性のものということになるでしょうか。わたしはそちらの専門医ではなく、過去数例しかない臨床経験から軽率に判断はできませんが心療内科の範疇であろうかと推察いたします。わたしの臨床例でも患者さんは転医を繰り返すため、治癒に至ったかどうかを正確に判断することはできませんでした。ぜひ心療内科の受診をおすすめします。