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アルツハイマーの素因があるかどうか心配です。

相談: (64歳 女性)
下記の理由でアルツハイマーの素因があるのではないか危惧しております。
1.点眼検査で、散瞳後、非常に大きく瞳が広がり元どうりになるのに長時間かかる。視神経に陥没ありとの医師の所見。
2.母親が70歳でアルツハイマー発症。同じくいとこも77歳で発症。
3.記憶力の若干の悪化。
4・慢性の炎症(CRPが常に高く,赤沈が早い)これはテレビで神経内科の先生が慢性の炎症を素因の1つにあげられたもので、独自にこれも該当するかと判断したものです。
4.注意力が散漫になったような自覚がある。

アポE4ノ遺伝子をもっているのではと、危惧しております。よろしくアドバイスのほどお願い致します。
回答:痴呆症科 教授 笠間 睦
前略
「素因」の有無を知っても、アルツハイマー病予防手段が確立されていないため、ただ単に「アポE4」の有無をチェックすることはあまり勧められませんが、以下に「予防」に関して現在までに判明していることを記載いたします。

なお、アポEを持っていなくても、アルツハイマー病に一生涯で9%の方が罹患します(もちろんアポEがあると29%になりますが)。アルツハイマー病は原因が単一ではありませんので、一つの素因が否定されたから絶対安心という病気ではありません。「心配し出すときりがない」、「まだ予防手段は確立されていない」の2点から、やれることをとにかく前向きに! ということをお勧めいたします。

アルツハイマー病(痴呆症の代表)の予防について以下に列記いたします。ただしどれ一つ、これをやれば確実に痴呆症を予防できるというものは未だ確立されておりませんので、この中から「少しでも心掛ける」という程度に考えていただき、あまり固執する必要はないと思います。

◆アルツハイマー病の予防

ビタミンC:新鮮野菜
ビタミンE(200〜800mg) ユベラ1cap=100mg
高脂血症に対して1日600mgまで保険適応
食品では、アーモンド、まぐろ(赤身よりトロの方が倍近く多 い)、
カツオ、カボチャ、大豆、植物油(ひまわり油・コーン油など)、
ほうれん草などに多く含まれている
DHA:青い魚に多く含まれる。特にマグロの目玉
ω(オメガ)-3系不飽和脂肪酸:DHA、EPA(医薬品ではエパデール)
赤ワイン:ポリフェノールは、ビタミンCやEよりもずっと強い抗酸化力をもっている。1日3〜4杯を推奨(フランスのデータ)お茶(紅茶か緑茶)にもポリフェノールが多い。
ガムをかむ(脳血流が増加)
1日30分以内の短い昼寝(アルツハイマー病発症リスクが1/5になる!)

音楽療法:モーツアルトを聴く(α波の賦活)。ロックの方が効果が高いという報告もある(愛知県)
動物介在療法(小山田特別養護老人ホーム)
園芸療法:徘徊などの問題行動減少する効果
老年男女交際:SEXの有無ではなく、ときめく気持ちが脳の活性化に有効!
日記をつける

適度な運動(20分程度の軽い運動を週に3回程度で良い)
趣味(囲碁・将棋・麻雀・トランプ、詩・短歌・俳句、ゲートボール・テニス・水泳・
ダンス、絵画) 
あまり効果がない趣味:釣り、カラオケ、編み物、料理など

ストレスホルモン(コーチゾールcortisol)のレべルを下げる:毎日ある程度の時間をかけて、座禅や瞑想、あるいはヨガをやるのが手っとり早い若いうちに努力を。使って鍛える。
糖尿病・高脂血症・高血圧などの生活習慣病は危険因子
避けることができる危険因子:アルミニウム、煙草(2.3倍)、不活発な生活お酒は、一合(ビールなら中瓶一本)程度にしましょう
頭を打たないように注意しましょう
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