はじめまして。子宮筋腫と卵巣嚢腫で42歳の時、手術をしました。子宮を残したので、手術後半年毎に定期検査に通っていて、年に一度は、子宮ガンの検査をしていました。筋腫は再発していて、トイレが近く膀胱のあたりを圧迫しているとのことです。病院で先生がよく変わるようで、先日4人目の新しい先生に見ていただきました。
質問:今までの先生はどの先生も、ガンになるのが一番心配といわれ検査をしてくれていたのですが、今回の先生は、子宮筋腫は半年毎に診るけれども、その病名ではガンの検査はできないので、ガンの検査に関しては、市の検診等を利用するようにといわれました。何かシステムが変わったのでしょうか?
もう生理もないし、筋腫が大きくなるとか言うよりも、やはり今までの先生が言われたように、ガン化することが心配なので指示通りに半年毎に通っていたのですが…。また病院というのはこんなにも先生が変わるとは思わなかったので、毎回先生が違うというストレスもあるし、病院を変えたほうが良いのでしょうか?手術までしているからと思っていたのですが。他の病院に行く場合、資料などは貰った方がよいのでしょうか?それからやはりこのような状態であっても、これからは、病院でエコー等で診てもらって、ガンの検査は市などで受けるようになるのでしょうか?よろしくアドバイスお願い致します。
こんにちは。ご質問の内容は、まさに日本の医療の実態を現わしています。
最初にがん検診についてご説明します。(検診の定義ですが、予防的な診察・検査を意味します。)まず、保険の仕組みを理解せねばなりません。日本は皆保険制度で(保険料を納めていようが、いまいが)3割の自己負担で保険診療を受けることができます。国が100%保障するため(国民健康保険制度)、行政がルールを決めます。検診は保険診療には含まれず、自己負担となっています。ですから医療機関で保険で検診を受けるのはルール違反です。従来から医療機関は患者サービスのつもりで、悪気なく保険診療でがん検査しますが、じつは国民が払う税金からなる公費を(言いすぎかもしれませんが、)善意で不正使用しているのです。このルールをやぶり続けることは医療費の高騰をまねき、めぐりめぐって払っている国民が損をします。ですから近年、一般保険診療ではがん検診をしないようになってきました。
かといって、全部自費というわけではありません。一定の効果を認める検診は国(行政)でルールを作っています。それが老人保健法による、各自治体の検診事業です。市区町村が国の助成をうけ、住民に無料の検査をプレゼントします。がん検診では、胃、大腸、肺、子宮、乳房のがんが対象です。(市区町村で多少異なります。)ですからお住まいの市区町村に申し込めば無料で子宮がん検診を受けることができます。現在通っている病院がお住まいの市区町村の検診指定病院であれば、しかるべき手続きをして無料で検査を受けることも可能です。
さて、ご自身の状態についてです。閉経状態の子宮筋腫であれば、悪化することはまずありません。圧迫症状についてはよく相談していただき、納得できればほぼ解決(完治)といえます。子宮がんについては、まったく別のものです。子宮筋腫の件は気にせず、検診を受けていただいてかまいません。
そこでお勧めは!おそらくあなたに必要なのはアドバイザーです。いわゆるかかりつけ医を作ることをお勧めします。女性のかかりつけ医は産婦人科医をお勧めします。かかりつけ医のメリットは「あなたの医療情報を一元管理し、あなたの健康状態を一番理解しアドバイスしてくれる。」です。そういった視点で探すと良いでしょう。さて、言うのは簡単ですが、見つけるのはなかなか大変ですね。現状では、探し、めぐり合うしかありません。ポイントは3つ。
1.コミニュケーション話を良く聞いてもらえ、親身で話ができる。実際に話してみるしかありません。
2.ネットワーク医療技術は日進月歩。万能なドクターはいません。要は患者さんを抱え込まず、必要な人を紹介してもらえるか、です。提携先病院や医療機関をいくつか掲示している施設が良いです。
3.医療レベル(情報力)上記2であるとはいえ、プロはプロを知るです。長く開業したおじいちゃん先生(うちの父がそうですが)は上記1には長けていますが、最新の医療情報には疎くなります。旧態依然の医療だと”切らなくていいものまで切る”なんて事も。できなくても知っていることが大事なのです。色々質問をしてみると2,3については、なんとなく把握できるでしょう。
とりあえず前の病院から治療の総括として紹介状を書いてもらいましょう。とりあえずは上記のポイントで気長に探してみてはいかがでしょうか。子宮筋腫のフォローも含め、かかりつけ医で検診を受けることをお勧めします。
参考までに私が監修したサイトをご紹介します。
http://www.pplus.jp/basic/index02.html