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甲状腺機能亢進症の再発でしょうか?

相談: (35歳 女性)
お忙しい中、早々のご返事ありがとうございます。来週の月曜日に内分泌科の予約をとりましたので、診察を受けようと思っています。今回の検査結果では、TRAbは5.7(単位は不明)とありますが、参考値は1未満となっており、TRAb抗体は陽性、抗サイログロブリン抗体陽性の結果です。前回のメールでは説明不足だったようで申し訳ありません。

ところで先生は、TRAb抗体は陰性、抗サイログロブリン抗体陽性では橋本病と診断してよいとのことでしたが、TRAb抗体は陽性、抗サイログロブリン抗体陽性の場合でもそのような可能性が高いのでしょうか?

また病院では血液検査以外に診断を確定するのに有益な検査法は(一般的に)どういうものがあるのでしょうか?たびたびお時間をとらせまして申し訳ありませんが、ご返事をいただければ幸いです。
回答:甲状腺科 教授 宮下 和也
> 今回の検査結果では、TRAbは5.7(単位は不明)とありますが、参考値は1未満
通常のTRAb検査(基準値15%以下)と、勘違いしておりました。参考値が1未満であれば、TRAb-huaman という検査方法であり、単位はIU/Lでしょう。その場合、測定値が5.7であれば、当然、陽性ですので、バセドウ病と診断されます。

ただし、TRAb-huaman は感度が高いため、寛解状態(抗甲状腺剤の投与を必要としない状態、簡単に言えば、治っている状態)の場合でも、陽性に検出されることがあり得ます。

> TRAb抗体は陽性、抗サイログロブリン抗体陽性の場合でもそのような可能性が高いのでしょうか?
バセドウ病と橋本病の合併の可能性があります。

> また病院では血液検査以外に診断を確定するのに有益な検査法は(一般的に)どういうものがあるのでしょうか?
今回、血液検査のみでは、診断を確定するのが難しい状態と言えます。このような場合、放射性ヨードを用いて、甲状腺へのヨードの取り込み状態を把握する検査(甲状腺シンチグラフィー、ヨード摂取率測定)を行うことが望ましいと考えられます。

なお、バセドウ病の再発と考えた場合、むしろ、FT4低値が矛盾しますので、抗T4抗体が血液中に存在している可能性も疑われます。(ただし、抗T4抗体は、保険適応がない検査ですので、一般の病院では検査できないと思いますが)。
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