相談:
(35歳 女性)
昨年末くらいから毎日ではありませんが寝汗があり、気になっています(顔、上半身)。病院で血液検査をしてもらいましたが、甲状腺ホルモン(TSH?)の値が正常値の上限に近い位で他は異常ありませんでした。漢方の面からみて寝汗とはどのような原因でおこるのか教えていただけますか。現在、1ヶ月ほど前から胃腸の調子が良くなく(胃もたれ、食欲不振)2週間ほど前から医師の処方により六君子湯を服用しています。身長163センチ、体重51キロ、排便は普通ですが、食べるとすぐに便意を感じることもあります。生理は、だいたい33日サイクルで7日間程度、量も普通で生理痛はそれほどひどくありません。よろしくお願いします。
寝汗については漢方医学でも理論化されているわけではありません。陰陽理論でいいますと、体は夜間は陰の状態で、昼間は陽の状態といえます。現代医学からみると、自律神経の機能として、昼間は交感神経優位で、夜間は副交感神経優位といえます。
寝汗をかくということは、疲労のため昼夜の変化に体の機能の切り替えがしにくいと理解できます。寝汗によく使われるのは補中益気湯ですが、首から上がひどい発汗の場合は、柴胡桂枝乾姜湯がいいかもしれません。両処方の区別としては、前者は、より慢性化されている場合、後者は、より急性期の処方といえます。消化器障害が強ければ、人参湯、六君子湯、小建中湯などが選ばれます。どの処方がいいかは漢方専門医による診断で決めていかれればいいのですが、今服用されている六君子湯が合っていれば、寝汗も改善されていくと思います。