相談:
(30歳 女性)
59才の母の相談です。3週間程前に喉になにかひっかかる感じがすると言っており、そしてしこりがあるのがわかったようです。その後大きな病院の耳鼻咽喉科で血液検査をしその結果また来週にCT検査をし、その結果もまだはっきりとはわからないようです。来年の1月半ばに細胞をとって検査をすると言われたようですが、そんなにほっといて大丈夫なのかとても不安です。
現在の母の症状は喉にしこりがあるのと、夕方になると少し疲れやすくなった感じと、たまに少し声がかれるような気がします。それ以外は普通に生活しているようです。仕事も行ってます。しこりは喉仏の横あたりに一つだけ確認できるようです。コリコリとしているそうで外から見て少しわかる程度らしいです。色々な情報から甲状腺の癌であってもたちは良いとなっておりますが、59才ということでとても怖い未分化癌であったら怖いと思い不安で何も手につきません。
現在私は母とはとても離れて生活しており近くで症状をみてやったり出来ず、余計不安なのです。未分化癌では無いというはっきりとした症状などはあるのでしょうか?耳鼻咽喉科でも血液検査、CT検査をした段階で怖いものではないとわかるものなのでしょうか?
耳鼻咽喉科で甲状腺を専門としている医師もいますが、少ないでしょう。一般的には、甲状腺は、甲状腺専門の内科あるいは甲状腺専門の外科で診ることが多いでしょう。
文面からは、甲状腺の腫瘍と考えられますが、通常、甲状腺腫瘍の診断には超音波検査(エコー)が最も有用です。超音波検査を行わずに、それ以外の検査のみを行ったというのであれば、甲状腺の診療としては不十分です。超音波検査では観察しづらい場合もあり、必要に応じてCTを行うこともあるのですが、CTは費用も高額ですので、まず最初は、超音波検査を行うべきでしょう。
超音波検査によって、腫瘍の大きさ・性質がある程度分かります。悪性腫瘍が疑われる場合には、超音波検査で観察しながら、細い針を刺入し、腫瘍細胞を少量採取して、顕微鏡で観察する検査(穿刺吸引細胞診)を行います。
なお、甲状腺腫瘍の大半は良性腫瘍であり、1割未満が悪性腫瘍です。甲状腺の悪性腫瘍の大半は、乳頭状腺癌(=乳頭癌)であり、未分化癌は非常に稀です。ただし、血液検査・CTのみでは、甲状腺腫瘍が良性か悪性か、未分化癌かどうかなどは、まず、区別できません。甲状腺専門の医師の診察を受ける方が良いと思います。