相談:
(42歳 女性)
鼻血についてうかがいます。過去の質問の中に寒い時期毎日鼻血が出るという方がいらしたので、その項目を読ませていただきました。私の場合、2年ほど前に鼻の中に出来たおできの治療で耳鼻科を受診した際いただいたステロイド系の軟膏をぬっていたところ、鼻の中が荒れてしまった感じでガビガビになり、おできもなかなかなおりませんでした。そこで皮膚科を受診し耳鼻科でいただいたお薬を見せたら、これはおできの治療には適さないといわれ、ステロイドではないという軟膏をいただき2日ほどでおでき、荒れ等も完治しました。おできは最初右の鼻にでき、その後左にもできました。今鼻血が出るのは左側だけです。
が、その後冬になると2週間に1回くらいのペースで鼻血がでます。出る量が多くて長いときで5〜10分でとまります。今回ご相談させていただいたのは、まだ寒くならないうちにそれも乾燥していない雨の日に出始めたといことと、生理が50日ほど来ていない状態で、医学辞典によると生理がないときに鼻血が出ることがあると書かれていたので、そのようなことがあるのかということ、さらに、仕事をしているので、突然の鼻血に悩まされることが多いのですが、焼く治療(痛いのかなぁとか)、薬による治療というのはどのようなものかをうかがいたく思いました。薬による場合は飲むことで止血するということでしょうか?また、基本的に年を経過して症状がなくなるということがあるものでしょうか?
仕事が忙しく体力的、精神的には疲れてはいますが、病気はあまりせず、風邪もめったにひきません。お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
鼻血の位置によります。多くはキーゼルバッハ部位ですしその部を設備があるところでは電気約灼、あるいは硝酸銀で塗ることで焼きます。そういう粘膜部なら焼けます、ただ皮膚の部分、鼻の入り口が副腎皮質ホルモンの治療薬をずっとぬってて弱くなったとか、そういう皮膚科領域のものなら焼けません。
また鼻血が出やすい要因もたとえばアレルギー性鼻炎があるとか、もともとそういう鼻疾患があるかでも違ってきます。生理と鼻血が関係する場合もあります。
【鼻血】
一旦鼻血がでだしたら、本当に続いて出やすいし心配と思います。普通の方には、なるべく早めに耳鼻科へ行かれることをお進めします。その出血場所(たいていが左右の鼻の境目の壁の前のほうで血は止まりやすいところです。キーゼルバッハ部位と言います)を確認して、電気凝固や薬品止血していただいたりまた一応はここから血が出てることの確認をします。
それとそして鼻の中に何もないかと(アレルギー性鼻炎やあるいは腫瘍など鼻血がでやすい病変がないかと言うこと)確かめます。なかなか血が止まりにくい場合は血液検査も受けたほうがいいかもしれません。(血がとまりにくい血液、肝臓、腎臓疾患や薬物長期投与など基礎的な疾患があることもあります)
とりあえず自宅で『鼻の止血方法』ですけどまずテッシュペーパーを詰めるのはあまり望ましくなく(あれって詰まったらけっこう堅くて粘膜を痛めます)一番いいのは、出血部位が鼻の前のほうなら普通の綿を丸くしてちょうど鼻の穴にすっぽりはいるくらい(化粧綿でけっこうです)あるいは柔らかい布など。(しかし布はめったにないので綿を奨励しています)そういう止血綿をいくつも作っておいてそれを数十個ビニール袋にいれさせ、つねにもたせます。出血が起こったらそれを鼻の穴につめて横から力いっぱい圧迫しますが綿が血で濡れるとそれを交換する、それを繰り返すのが一番普通にある出血部位の(キーゼルバッハ部位といいます)止血方法です。頭はややうつむけて、口にたまった血液を洗面所などで吐き出してください。血液が胃に入ると気持ち悪くなります。
とりあえずはそういうわけで綿をしっかりつくってそれを入れて圧迫してください。といえあまり頻度が多いとかあまり出血がだらだらと一回につき続く、それも多量。頻度もさることながらどのくらい1回に出るか、後どのくらいで治まるか、一回の出血量は多いか、それも疾患によってさまざまです。何もベースに疾患がなくても少量鼻血は続く場合は(少量で3日に1度くらいなら)10日くらい続く場合があります。一度は心配ない鼻血か、何か疾患が鼻や身体にないかということで耳鼻科へ行かれた方がいいでしょう。
とりあえず正しい止血(綿を使う、テッシュで固めたものを無理に入れて傷を作らない) ただしアレルギー性鼻炎(花粉症)らしいものがもともとあればそれはまた治療しないといけません。花粉症はもともと、(アレルギー性鼻炎もですが)粘膜過敏、充血、後鼻のかみすぎなどで粘膜が弱くなり鼻血が出やすいでしょう。
後花粉症などで使う副腎皮質ホルモン(ステロイド)の点鼻薬の副作用がたまにあります。また血管収縮性点鼻薬も鼻血の原因になりやすいこともあります。
前者の副腎皮質ホルモン(ステロイド)の点鼻薬は全身的な副作用はほとんどないといえ、局所的に鼻の傷が治りにくいので、特に手術後(下鼻甲介切除)鼻中隔手術後は控えることと、後傷が治りにくいので鼻血が出やすいこともあり、つかう時には医師の指導と鼻血が出やすいことがあれば、先生にお聞きください。花粉症をもってる人はそのの診察を兼ねて一度耳鼻科に受診してみてください。