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no.0000004287

右急性感音性難聴と診断されました。

相談: (34歳 男性)
先日、右急性感音性難聴と診断されました。3週間ほど前から高所に行った時のように耳がボーとします。最初はたまに起こる程度でしたが、頻度が上がり、今では日中ズーとこの症状が出ています。病院で鼓膜内の圧力検査と聴力検査を行いました。圧力は両耳共に大気圧より低い結果でしたが、特に右が低めと言う事でした。聴力は左は年齢相応の能力ギリギリでしたが、右は全周波数域で下回る結果です。

原因は特定できないが、圧力差に因るものではなく、聴力が落ちているのでしょう言う診断でした。クーラーが有る環境に行くと顕著に現れるような感じで、休日などクーラーに曝されない日では症状は余りひどくない様に感じます。この症状が出る時は鼓膜辺りに圧力が掛かっているような感じ(スキューバーダイビングをした時のような感じ)で、極軽い痛みが両耳に感じます。鼻の奥と言うか、眉間の奥がもちにくい、鼻が詰まっているよな感じもしますが、鼻水が出ているわけではないです。常にこれらの症状が同時に出たり出なかったりで、出なければ以前とほぼ同じような聞こえ方がしますが、症状の余韻なのか、少し変な感じは残ります。

聴力が落ちての難聴と言うより、耳と鼻をつなぐ管がしっかり開いておらず、鼓膜内の圧力が適正でないことから鼓膜が正しく振動しないために聞こえ難くなっていると言うのは素人考えでしょうか?聴力が落ちているのなら、鼓膜に圧力が掛かっているような違和感がない時でも聞こえ難い時が有っても良いような気がしますが?アドバイスお願いします。
回答:耳鼻咽喉科 教授 砂山恵子
感音性難聴と診断されたのですから、やはり耳管狭窄、あるいは開放症症状はあってもそれは先生に相談ください。実際聴力検査がわからないのでなんともいえないのですが突発性難聴(感音性難聴です)でないかと思います。

『突然』難聴が発症し、しかも一方の耳の高度の感音性難聴であり、原因が不明の難聴をいいます。

多くが『片一方の耳だけ』であるのですが、たとえばある日起きてたら突然片一方の耳が聞こえなくなっていたことも多いのです。その程度も様々ですが一回落ちてそれから徐々に回復する可能性のある難聴です。1日で急に変動があり治ったりそういうことはありませんし、騒音性難聴とも違います。これはまったく原因は解りません。また内耳という音を神経に変える所に一時的な血流障害やウイルス感染などの説がありますがこれも本当の所は原因は解らないのです。

随伴症状として耳なりが難聴の前後、または発生と同時に起こることが多い。めまいが難聴の発生と同時に起こる、または前後して生じることが多い。他の神経症状がない。ことがあげられ第8脳神経(めまいと聞こえの神経)聴神経に限局しています。原因が不明ですが耳の聞こえ、または平衡感覚をつかさどる内耳の血行障害またはウイルスによるものかも知れないとされています。たいていが片方のみです。

治療は早期に安静にして、この片方内耳の障害の可逆性難聴の治療です。つまり回復する可能性が強いのでこの聴力を回復させる治療を行います。これも起こって早く始めるほと効果があります。ステロイド投与(点滴、内服)、血流改善剤、ビタミン剤などの内服、点滴などや星状神経節ブロック、高圧酸素療法などがあります。早期に治療を始めそして『耳の難聴の程度が軽い』ほど回復や治癒がはやいとされていますが、高音部の聞こえの障害が残ったり、特に『耳なりが残る』場合も多いようです。

いずれも確立した治療方法ではないのです。だからいろいろな人がいろいろな治療を試みています。

安静のため入院される方も多いようです。聴力回復でも約1カ月、回復する人でもかかるといわれていますし難聴が残ったままの人もいます。耳なりだけがずっと残る人もいて、この耳なりはなかなか治りにくいのです。後遺症としての耳なりというのは、聴力が回復しても今の医学で直しにくいものです。

また後遺症も高音部だけが聴力が改善しないために音が割れる方とか、目眩だけが残る方とか、後遺症もある方はいます。ストレスがとかいろいろな機会によって増えるかという相関は解りません。ただ繰り返して難聴発作が起こることはありません。これなら別疾患になります。

> しっかり開いておらず、鼓膜内の圧力が適正でないことから鼓膜が正しく振動しないために聞こえ難くなっていると言うのは素人考えでしょうか

上の耳管の問題になりこれは伝音性難聴になります。別疾患です。
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