相談:
(42歳 男性)
抗加齢医学について当初は漢方薬、例えば防風通聖散、八味地黄丸等による治療を連想致して居りました。ところが、保険診療外の健康食品のオンパレードで田舎の内科開業医では実際的では無い様にも思うのですが、どうでしょうか。
アンチ・エージング医療とはACTIVE PRIVENTION MEDICINEとも言われ、日本語では積極的予防医学とも訳されるものであります。この分野の医療は幅広く、米国でもアメリカ医師会の後援やシカゴ医師会の後援を受け、さまざまなアプローチで学会が開かれております。すなわち、アンチエージング医療とは診断学(一般的な人間ドックや検診医学とバーチャルコロノグラフィーなどの先端医学、スポーツ医学、栄養学、皮膚科学、美容形成医学、内分泌学(HRT,THRT)、そしてキレーション、サプリメーション学や代替補完医療という広い範囲の集学的医学であります。
さて、防通や八味そして黄連解毒、補中益気などはもちろん、アンチエージングの範疇であり、日本古来のものとして推奨しており、私も多用致しております。過日フランスで行われた世界アンチエージング医学会議で私も日本古来の未病という考え方とアンチ・エージングを発表し、各国の代表から高い評価を頂きました。もちろん、他のサプリメントも有効で、日本漢方に無い有効なものも数多くあり、勉強すればするほどさらに覚えるべき事が増えるのは事実です。アンチ・エージングの専門医を目指すには、それらを全て覚えていかねばなりませんが、自分の出来る範囲のアンチエージングを地元の患者様に提供する事、即ち、アンチ・エージングのプラィマリケアとして運動療法や栄養療法、漢方などを地元のお医者様が提供する事も重要ですし、さらに望まれる患者様には、専門医を紹介するという事はアンチ・エージングも一般医療の流れも変らないと思います。
我々の日本臨床抗老化医学会はプライマリな事は他のソースからでも情報が得られると考え、情報の得にくい、サプリメントの情報やホルモンの情報をより多く提供しています。しかし、これはアンチ・エージングの一部であることをご理解ください。