1ヶ月前くらいに一度左足のひざが痛み出しそのときは1週間くらいなんとなく痛い感じが続きその後痛みを感じなくなりましたが、今週に入ってまた々場所が急に痛みだしなんとなく腫れているようです。
打撲等は身に覚えがありません。ひょっとして痛風なのでしょうか?痛風って足の指あたりに激痛が走るものだと思っていましたが・・・。もし痛風と仮定して治療法や生活方法を教えてください。
今まで健康診断などで血清尿酸値の測定をお受けになったことはありませんか。高尿酸血症があって原因不明の関節炎が繰り返し起きる場合、痛風を疑う必要があります。
痛風による急性関節炎は、足の拇の付け根がもっとも好発部位ですが、その他、足の甲や踵、足首、膝などにも良く発症します。基本的には全ての関節に起きうると考えられています。メールの内容から推察出来る範囲では、ご心配のように痛風も疑われますので、一度医療機関を受診されて診察や検査をお受けになることをお勧め致します。
関節痛については、腫れや熱感などがあるようでしたら、クーリングが効果的です。痛みについては、アスピリンを除く非ステロイド系鎮痛剤の服用が有効ですが、これは医療機関を受診して処方して頂く必要があります。
最後に高尿酸血症・痛風の食事療法についてご説明させて頂きます。以前より、痛風(および高尿酸血症)には、プリン体制限食(プリン体というのは尿酸のものになる物質です)が取り入られてきま した。しかし、最近の研究の進展により、高尿酸血症の成因に外因性のプリン体の影響は少ないため、いわゆるプリン体制限食は重要視されなくなってきました。(プリ
ン体の制限が全く必要ないと言うわけではありません)
これと対照的に、過剰なアルコール飲料の摂取や、果糖摂取、ストレス、激しい 筋肉労働が高尿酸血症の外的要因として作用していることが明らかにされている ため、摂取エネルギーおよびアルコール飲料の制限が痛風の食事療法の基本とな ってきました。
一般的に大豆などの豆類を除いた野菜類は、たくさん食べても良いと思います。納豆や1日に小さめのものを1パック程度、豆腐も半丁程度はかまいません。ご飯も食べ過ぎによるカロリー摂取過剰に注意すれば、プリン体含有量としてはあまり気にすることはないでしょう。
食べてはいけないもの(出来るだけ控える)と して、肉類、魚類の内蔵(レバー、丸干し等)、エビなどがあげられます。肉や鰹節、煮干しなどでとったスープにもプリン体が多く含まれますのでラーメンのスープも飲み干さない方が良いと思います。
また、肉類(牛、豚、鶏肉はプリン体含有量について殆ど差はありません)やアジやサンマなどの干物類、イワシ、イカ、タコ、サンマ、カツオ、牡蠣などは食べ過ぎない方が良いでしょう。
しかし、現在痛風には、このような食べ物の内容による影響は、2割程度で、過剰なアルコール飲料の摂取や、果糖摂取(菓子類、炭酸飲料、砂糖など)、ストス、激しい筋肉労働が外的要因として作用していることが明らかとなったため、摂取エネルギーおよびアルコール飲料の制限が痛風の食事療法の基本となっています。
以下の5点に注意して食事療法を続けて下さい。
1.1日の摂取エネルギーを守る。
2.各栄養素のバランスのよう食事をとる。
3.水分を十分取る。
4.塩分を取りすぎないようにする。
5.アルコール飲料は適量を守る。
特にビールはプリン体の含有量が多いためなるべくさけて、焼酎やウイスキーな どを飲むように(但し、量が多いと尿酸値があがりますので、焼酎で1日1,2 合、ウイスキーで1日水割り2杯程度として下さい)したほうが良いでしょう。
料理方法については、特に制限や指定はありません。一般的に、乾物類(干物や 鰹節、煮干し、干し椎茸など)は、プリン体が高いという報告が多いので注意して下さい。更に詳しくは
両国東口クリニック栄養科のホームページに掲載されていますのでご一読下さい。