相談:
(39歳 女性)
小6の息子が昨年3月に腰が痛いと言い整形外科に行ったところ、分離症と言われ半年間運動禁止で硬いコルセットをつけるように言われました。運動禁止と言っても飛んだり走ったりはしていました。しかし、体育や部活また、サッカーは大部分を見学にしていました。経過はあまり良くなかったのか、運動は少しずつしてもいいけれど、コルセットはつけているよう言われました。
そして1年が過ぎ昨日は、少しズレてきているようだといわれてしまいました。背筋を鍛えろと言う事をいわれ、何かトレーニングするようなところはないかと尋ねると「ない」といわれてしまいました。痛くならないようにして運動をしていきましょうと言われても、どのようにするのがいいのか不安でたまりません。愛知県に住んでいますが、分離症などを専門にやっているところはないものでしょうか。
子供さんのことご心配の事と思います。腰椎の分離症は人口の5%のひとに認められ、スポーツ選手では10-20%のひとに認められるという報告もあります。分離症がそれほど心配な病気でないことが少し解っていただけたでしょうか。
もちろん、分離症による痛みがある人もいますし、分離すべり症となりすべりが強くなって、下肢痛が生じれば50-60才で手術を受ける人も少数ですがいます。
将来の事はさまざまでわかりません。今の時点での治療法については良い方法がない事は確かです。分離によるすべり予防するために運動が効果があるという確かな報告はないとわたしは思っています。最初、安静をいわれ、すべりが生じたにもかかわらず、運動するようにをいわれて不審に思われたのだと思います。
先生は安静は初期であれば分離部がつく可能性があったからでしょうし、半年の治療でつかないと判断して今後の事を考えて運動を薦めたのだと思います。そこにはかなり微妙な説明が必要だったのでしょう。
まず、分離症、分離辷り症(軽度)は重篤な病気ではない事。分離症の多くはいたみはありません。子供さんが骨がつかずに分離症になるかどうかはわかりませんが、これ以上、運動に制限を加えるのは健康な生活において問題がある可能性もあり、どこかで打ち切る必要はあるでしょう。
お母さんは、現在の医学では手術以外で確実に分離部の骨をつけることができない事、分離症になっても痛みを出すかどうかは不明であり、頻度は少ないことを理解して、将来痛みが出るかどうかの可能性は受け入れることが大切と思います。
脊椎の専門の先生にきかれればよく教えて頂けると思います。病院の紹介はできませんが、脊椎をされている整形外科を受診してください。長年にわたることですのでここでお子さんとともによく理解して、方針をきめてください。そのために、病院を変わってみる事には賛成です。