相談:
(52歳 男性)
昨年、11月に左足親指つけ根が痛くなり発症し、その日の尿酸値は7.6でした。ドセル錠(毎食1錠7日分)と湿布を処方され、ドセル錠は2日だけ飲みました。
1週間後に再診し、ケプトンA(朝食後1錠)が処方されました。1月に何度か飲み会があり、飲酒をしました。1月6日頃からチクチクと左足親指つけ根付近が痛かったのですが、1月10日頃より痛みが増し、1月14日には中指つけ根から親指つけ根あたりの甲が腫れました。
14日の朝・昼とドセル錠を1錠ずつ飲んだところ痛みがやわらぎました。1月17日に受診し、その日の尿酸値は5.3でした。その後は、飲み会があっても1〜1.5合程度の飲酒量に心がけ、家ではほとんど飲みませんでした。
2月26日に3合ほど飲んでしまいました。3月1日から足に少々違和感を感じていたのですが、徐々に痛みが強くなり、4日の夜には甲全体が腫れました。ケプトンAは11月以来毎朝かかさず1錠ずつ飲んでいます。運動が嫌いなので、日常は体を動かすことが少ない生活です。寒い冬場は特にこもりがちです。
毎晩かかさず飲んでいたアルコールを控えれば治っていくと思い込んでいたので、発作の再発はショックです。特に今回は飲んだという自覚があるのは2月26日の夜だけに尚更です。食事は特別気をつけているとはいえません。助言をいただけたら幸いです。
実際に診察を行ったわけではありませんので、メールでのお返事は一般的な健康相談の範囲とお考え下さい。痛風は、長年の高尿酸血症によって関節内に溜まった尿酸塩結晶が原因となって起きる急性関節炎です。
尿酸降下薬を服用して血清尿酸値を6.0mg/dl以下でかなり厳密にコントロールしていても関節内の尿酸塩結晶が完全に消失するには、2年ほどかかります。この間は、血清尿酸値が正常化していても痛風発作を起こすことがあります。特に尿酸降下薬を開始して数ヶ月間は、一時的に痛風発作を起こしやすくなることがあり注意が必要です。飲酒やストレスなどは、血清尿酸値の一時的な上昇を起こすことがありこれが痛風発作の引き金となることもありますが、特別な誘因がなくても痛風発作は起きます。
痛風に対する治療は、まず適切な尿酸降下薬を選択し血清尿酸値を6.0mg/dl以下に下げることです。この状態を少なくとも2年間程度続ける必要があります。尿酸降下薬服用中に痛風発作を起こした場合は、尿酸降下薬をそのまま服用し続けながら鎮痛剤を併用する必要があります。とにかく、気長に治療を続けることが大切です。主治医の先生とよくご相談しながら治療をお続け下さい。