相談:
(37歳 女性)
以前にも相談をさせていただいたことがあります。主人が4-5年前から貴院に通っております。昨年、一昨年と転勤となり、地元の病院にて経過を見ていただいていました。
そのときは、東京時代にくらべ7-8キロ体重も増え、中性脂肪も増えた関係でγ-GDPが上昇していましたが、『肥満による、脂肪肝なのか、アルコールによるものなのかやせないことにはわからない』といわれていました。
昨秋より外国へ転勤となり、体重が逆に8-9キロ減少し、12月に一時帰国した際に貴院に再び見ていただきました。先日検査結果が出て、『アルコール性肝炎』と尿から潜血、たんぱくがみられるということで『慢性腎炎の可能性が』との結果でした。私としては、現在でも海外で単身赴任の身ですので、しばらく断酒しこれらのリスクを解消してもらいたいのですが、本人は、飲酒の習慣が十数年あるためなかなか受け入れてくれません。休肝日は設けるとの約束を取り付けましたが、1日あたりの摂取量をどの程度にしたらよいのか具体的に伺うのを忘れてしまいました。先生からは『計画飲酒』を心がけるよう言われたのですが。いったいどの程度飲んだらよいのか、どう伝えたらいいのか、アドバイスをいただければと思います。
脂肪肝の原因は、アルコールによるものと過食による肥満によるものと両者が重なったものが考えられます。厳密にどちらかを診断することはなかなか困難です。禁酒によりγGTPが正常化するようならアルコール性肝機能障害と考えて良いと思います。
基本的には禁酒が望ましいのですが、現実には難しいことが多いため飲酒制限をお願いすることになります。飲酒量は、ビール中瓶1本、日本酒1合、焼酎90ml、ウイスキーシングル2杯、ワイングラス2杯のいずれか1種類を1日おきに飲まれることをお勧めしています。