相談:
(男性)
80才の父親についての相談です。夜間に認知症を発症するようになり、3年程前から介護施設に入所しています。介護士と医師の話は、下記の通りです。
今朝、食事を3分の1位摂ったところで気分が悪いと訴え、介護士が呼吸がおかしいと判断し、痰が詰まったのかと思い吸引した。でも、症状が改善されず、救急病院に運ばれ、吸引で肺から異物(多目の食物等)を取り除いた。
誤嚥性肺炎で、酸素濃度60%で、酸素マスクをしても80%にしかならず、発熱も38度位あり、現在、抗生剤の点滴等をしている。年齢的・体力的に非常に危険な状態です。
ご質問ですが、父が不調を訴えてから3時間後位に撮った肺のレントゲンを見たら、既に両肺共に真っ白でした。特に左が白かったです。誤嚥性肺炎でこんな短時間に両肺に炎症が広がるものでしょうか?
父は、1ヶ月前から微熱があり、クシャミ・鼻水が酷かったのです。私が1週間前に行った時も、声がかすれ、呼吸が苦しくなる時があると言っていました。
施設での検温結果を見ても、常に37度前半で、元々、慢性鼻炎だったので、1週間前の時点で肺炎を発症していたのではないでしょうか?(ここ1ヶ月は、体温・血圧・脈を計る事しかしていません。)
あと、もし、呼吸機能が低下した場合、延命措置はするか?聞かれましたが、意味がわからなかったので医師に問うと、人工呼吸器は使用するか?という意味でした。今日の時点では、呼びかけると目を開き、話そうとしていたので、本人に意識があり、改善の見込が少しでもあるならお願いしますと言いました。
しかし、呼吸器をつける場合、意識レベルが下がる(下げる)ので、ほぼ意識がない状態となり、事実上、延命措置となる。また、呼吸器使用後の改善は年齢的に厳しく、回復するなら呼吸器をつける前に回復するはずというような事を言われました。
これは、一般的にそのような見解なのでしょうか?ここの高齢者の肺炎事例をみても、皆さん、人工呼吸器をしているので、お聞きしています。施設の方や、病院の方を責めたり、疑ったりしているのではなく、私は事実を知りたいのです。父の命を見捨てるような事はしたくありませんし、改善の見込がないのに苦しむ延命措置はしたくありません。よろしくお願い申し上げます。
メールを拝読しましたお父様のこと、ご心配だと思います。ご高齢の方の誤嚥性肺炎は、嚥下機能の低下によって、どんなに気をつけていても避けられない部分があります。
胃瘻の増設は、食事のルートを分けるという意味でもっとも効果的ですが、それでも、唾液や鼻汁などを誤嚥してしまうことがあります。
また、要介護高齢者の方の場合、感染症に対する抵抗力が極端に低下していることもあり一気に状態が悪化することがあります。メールを拝読する限りでは、1週間ぐらい前から何らかの感染がベースであったことは十分に考えられますが、きっかけになったのは、今回の誤嚥のエピソードではないかと思います。
また、人工呼吸器については、装着したあと、やっぱり、外しますということは現行の法規の中では明文化された規定はまだなく、できないと考えられるのが一般的です。口から気管に管を入れますので意識をとるお薬を使うことが避けられず、意思疎通は難しくなります。現在の主治医の先生のご意見は、一般的なものだと思います。
不安なことやわからないことはよく主治医にご相談になることが大切だと思います。ご参考になれば幸いです。お大事になさって下さい。