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no.071016006802

肺がんの手術後に空気漏れの箇所が判らず再手術になるかもしれません。(その2)

相談: (45歳 女性)
先日、73歳の父の肺癌手術後の合併症の肺ろうについて質問させていただいたものです。ご回答いただいてから、胸膜癒着術を2回施していただきましたが改善せず、手術を行いました。

4日間は空気漏れはなかったのですが、5日目に漏れが確認できるようになってしまいました。今後も切っては確認の繰り返ししか方法はないのでしょうか。

1ヶ月間で3回の手術で175センチで60キロだった体重も46キロまで落ちてしまい、3回目の手術後は、点滴もはずれず食事も取れず起き上がる事も出来なくなってしまいました。ドレーンも入ったままです。

今後懸念される他の合併症、また、考えうる治療方法などお教えいただけたら幸いです。お忙しいところ、何度も申し訳ありません。
回答:呼吸器内視鏡外科 教授 狭間研至
メールを拝読しました。お父様のこと、ご心配のことと存じます。術後の肺瘻は、時として治療に難渋します。

手術してふさぐというのがもっとも確実な方法の一つですが、空気が漏れている箇所が同定しづらい場合もあります。内視鏡(気管支鏡)下に、バルーンカテーテルを用いて空気漏れの部位を同定し、そこをゼラチンやスポンジで詰めてしまう方法や、X線透視下に少量の造影剤を用いて空気漏れの部位を同定して、胸膜癒着術を行うといった報告はありますが、どれも、100%ではありません。

栄養状態の改善については、場合によっては胃瘻からの栄養も考慮し、静脈栄養から経腸栄養に切り替えることも検討されると思います。

1ヶ月に3回の手術というと途方に暮れそうになりますが、胸部外科の術後では経験することは皆無ではありません。合併症としては、主治医の先生も肺炎、および、胸腔ドレーンからの逆行性感染による膿胸を警戒されいていると思います。

主治医の先生としっかりとコミュニケーションをとって何でもご相談になることが大切だと思います。ご参考になれば、幸いです。お大事になさって下さい。
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