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no.070927006795

肺がんの手術後に空気漏れの箇所が判らず再手術になるかもしれません。

相談: (45歳 女性)
患者は73歳の父です。右肺に癌が見つかり、転移していない、段階は1〜2である事から、8月に摘出手術を行いました。肺活量が少なめなので、術後に呼吸が困難になる事が懸念されるため、下葉の一部の切除になりました。

胸腔鏡下手術で行いましたが、肺全体に癒着があったため、大きめに開胸し、肺の癒着を取り除いてからの肺の癌切除手術となりました。

術後、肺からの空気漏れが止まらず、経過観察を続けた後、シートでふさぐ治療のため、開胸手術を行いましたが、肺に水を入れる、空気を入れる等してみても、カメラで空気漏れの個所が発見できなかったため、そのまま何もせず手術は終わりました。

が、再手術後のドレーンから空気漏れが確認され、Drは、「どうしてだか私にもわからなくて困っている」そうです。1週間様子を見て空気漏れがおさまらないようなら、もう一度今度は大きく切って空気漏れを調べると言われました。

1か月のうちに3回も手術をするのは、普通の事なのでしょうか。ドレーンから薬を入れて塞ぐ方法もあるとDrが言うので、それは出来ないのか聞いたところ、逆流するかもしれない…むにゃむにゃむにゃ…とはっきりした回答を得られませんでした。

今回の空気漏れの治療は適切であるのか、また術後の空気漏れの段階で転院は可能なのか、ご意見をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
回答:呼吸器内視鏡外科 教授 狭間研至
肺癌手術後の空気漏れは、しばしば遭遇する合併症です。とくに、患者さんが喫煙者だった場合には、肺の組織が脆弱なこともあり、その治療に難渋することも少なくありません。

空気漏れの治療としては、ドレーンから薬剤を入れる胸膜癒着術や、手術で空気漏れのところを直接閉じる処置などが一般的です。

胸膜癒着術は、一般的な治療法ですが、胸腔ドレーンを介した逆行性感染のリスクがあることや、人工的に癒着を起こさせるので、次回の手術の際に支障を来すことがあるので、あまり積極的にされないケースもあります。また、手術では、今回のように、空気漏れの箇所が同定しづらいケースもあります。

メールを拝読する限りは、治療としては、一般的な治療をされていると思います。また、現在の状態での転院は、あまり得策ではないと思います。まずは、主治医の先生にわからないところ、不安なところをよくおたずねになって、じっくり相談されることも大切ではないかと思います。ご参考になれば、幸いです。お大事になさって下さい。
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