相談:
(40歳 男性)
排尿痛、血尿が続き、その後38台の高熱が続き、「急性前立腺炎」と診断され5日間入院しました。3日間ラクテック1000ml1日1回とセフメタゾン100mlを朝・夕1回点滴投与。入院2日目に熱が36台の平熱に下がりました。
4日目に血液検査の結果、白血球は正常に近づいているが、肝機能が低下しているので点滴を中止すると言われ、ラクテックとセフメタゾンを朝に1回投与して終わりました。夕食時からウルソが内服され、翌日、病院にいても仕方ないので(点滴もないので)退院し1週間後に外来診察予定。今は、前立腺関連の抗生剤は服用していません。
病院では医師の説明はほとんどなく、前立腺の感染菌が何なのか、血液検査の結果は何の数値がどう高いのか、具体的なことを何も教えてもらっていません。そもそも前立腺炎とは何かも聞いていません。
今、とりあえず自宅で療養していますが、残尿感は若干残っているのと、排尿時の勢いがありません。痛みや目で確認できる血尿はありません。このまま1週間待つべきか、他の病院へ行って診察をし直してみるべきか。それと、日常生活で前立腺の炎症を抑えられる方法はあるのでしょうか。(例えば水分を多く取るとか)
お答えします。ご相談の症状から、「急性前立腺炎」と思われます。前立腺炎には、「急性」と「慢性」があり、「急性前立腺炎」は、38℃以上の高熱があり、治療は入院による安静と抗生剤の点滴が基本です。
前立腺炎の原因菌の検査は、前立腺マッサージによる前立腺液の培養が必要です。ただし、高熱の時点での禁忌(やってはいけないこと)は、前立腺マッサージで、場合によっては、細菌が血液に入って、敗血症を引き起こし重篤化することもあります。
ですから、入院された病院の医師は、その点を十分に認識されて注意深くご治療なさったのだと思います。しかし、残念ながら、原因菌の検査ができない理由や、さらに、抗生剤による肝機能障害が生じて、白血球数の正常化を確認して抗生剤の中止をしていますが、その間の病状に対する説明も含めて、コミュニケーションが十分ではなかった憂いがあります。
これは、私たち医療提供者側も十分反省しなければいけません。ご相談の今後の治療については、できれば現在通院中の病院の医師を信頼して、長い目で治療されることをすすめます。