相談:
(33歳 女性)
お世話になっております。先日、乳がんの脳転移の件で、ガンマナイフと全脳照射のどちらを選択するかご相談させていただいた者です。その後、全脳照射を受けることが決まりました。悩んでいる間はとても苦しかったですが、いまはすっきりした気持ちです。またひとつ、ご相談させてください。
ガンマナイフの担当医からは、すでに2回ほどガンマナイフ治療をしているので全脳照射の放射線量は2.0Gy×20回がよいとアドバイスをいただいているのですが、放射線科の医師からは、2.5Gy×14回で照射すると言われました。
2.0Gyでも、2.5Gyでも効果・副作用ともにそれほど変わらないというのがご説明の内容ですが本当に違いはないのでしょうか?
肺転移の治療は、全脳照射と同時にTS-1を服用するか、副作用が強くでるようなら照射のあとで再開することになりました。肺治療のためには全脳照射にかかる日数が短いほうがよいのか、ガンマナイフ後の脳のためには、よりソフトに照射していただいたほうがいいのかどちらの方がリスクが少ないか迷っています。林先生はどのように思われますでしょうか?ぜひまたアドバイスをいただけますと幸いです。何とぞよろしくお願い申し上げます。
メールありがとうございました。私も放射線治療そのものに関しては素人に近いのですが、私の認識ではトータルの線量がもっとも効果や副作用の観点で特記すべきことと思います。つまり、2回ガンマナイフ後、またもしかしたらガンマナイフを将来行う可能性があることを考えれば、トータル40Gyよりも30Gyに近づけて行うのが安全ではないかと思います。また、腫瘍への殺細胞効果を考えれば1回2.5Gyの方が良いのでしょう。1回3Gyを越えると危険とは言われています。
なので、私も2.5Gy*14回(=35Gy)の方を選択するかなと思います。やはりガンマナイフは放射線治療の経験の浅い脳外科医が担当する状況を考えると、全脳照射はやはりその道のプロに委ねるべきと思います。脱毛や骨髄機能抑制が多少強く出るかもしれませんが(不詳です)、そのへんはファイトで乗り切ってください。また迷いが生じたらいつでもメールください。