相談:
(40歳 男性)
初めまして。前縦隔腫瘍と空咳との因果関係の有無をご教示下さい。小生、平成5年中頃、空咳がひどい状態が半年間継続しておりました(当時、体調はすこぶる良好でした)。
近所の診療所に診てもらったところ、「風邪の初期症状でしょう」との結果でしたので、放置しておりました。しかし一向によくならないため、勤務先の健康管理所の産業医に診てもらったところ、聴診器を当てた時点でこれはおかしいとのことで、即レントゲンをとってもらい、陰があるので至急、精密検査を受けるようにとの指示を受けました。
呼吸器外科での胸部レントゲンの結果、前縦隔腫瘍との診断で、かなり大きな腫瘍が判明しました。医師からは腫瘍がこんなに大きくなるまでなぜわからなかったのかとお叱りを受けました。結局、治療は平成6年2月に、レーザーメスによる開胸手術で摘出を行いました。原因は記憶が定かではありませんが、「迷入」なので教科書的に言えば再発はありませんとの話を執刀医から聞かされたように思います。その後、月1回、3ヶ月に1回、半年に1回、年1回のサイクルで定期的な経過観察を行い、5年前で終了しております。
以後、昨年にいたるまで、毎年の人間ドックで毎回この説明を行ったうえで、胸部レントゲンをとってもらっていますが異常は認められておりませんでした。しかしながら、最近2週間程前から、当時の症状に類似したひどい空咳が出始め、前縦隔腫瘍が再発したのではと懸念しております。当時同様、体調が非常に良いだけに気になります。空咳と前縦隔膜腫瘍の症状とは何らかの関係があるのでしょうか。
空咳と前縦隔腫瘍については、絶対的な因果関係があるわけではないと思います。また、毎年健康診断のレントゲン検査で異常がない状態で、2週間で急速に増悪するというのは、考えにくいと思います。
咳そのものは、風邪などの上気道の炎症でもおこりますし、また、血圧のお薬の一部には、咳が副作用として見られるものもあります。一度、主治医の先生か、もしくは、お近くの内科の先生にご相談になられるとよいのではと思います。ご参考になれば幸いです。お大事になさって下さい。