相談:
(50歳 女性)
実家の86歳の父のことでご相談いたします。今年の1月頃より血痰がでるようになり、腎不全のため肺に水が溜まっていると診断されました。また、心臓機能も弱っているということで、血管を拡張する薬を出していただきました。
その後、2月に多量の血液を吐き、救急車で病院へ運ばれました。原因は胃潰瘍。3週間で退院できました。退院後は、特に痛みなどもなく平穏に暮らしておりました。しかし、肺の水がまた増えており、検査入院することになりました。水を抜いて、原因を調べるそうです。そこで質問なのですが、86歳の高齢者にとって、肺の水を抜いたり検査することは肉体的負担にならないでしょうか?もし、このまま自然に任せておくと危険なのでしょうか?あるいは薬だけで水を減らせないのでしょうか?私としては、現在、本人に痛みや不具合が感じられない状態なので、なるべくそのまま好きにさせておいてあげたいのです。お忙しいところ誠におそれいりますが、どうぞ宜しくお願いいたします。
ご相談のお父様の事ですが、一時的な病気なのか、慢性的な病気なのか、文面だけではなかなかはっきりいたしませんが、お年の事を考えるとおそらく慢性的な腎不全があって、いろいろな所に水が貯まりがちな状態とご推察いたします。また、そういう重症の慢性疾患を持っていらっしゃると胃潰瘍も起きやすいと言えます。
腎不全の原因を特にお書きになっていない事をみると、多分お年による高血圧性腎硬化症か慢性腎炎がもともとあって数十年の経過で悪化した果てのものか、というところでしょうか。ということは、悪くなる事はあっても良くなる事はまず期待薄で、良くて現状維持が精一杯、遠からず透析が必要になるのだろうと思います。
> 86歳の高齢者にとって、肺の水を抜いたり検査することは肉体的負担にならないでしょうか?
肺の水を抜く事自体は採血とほとんど同じです。特にお父様の肉体的負担にはならないでしょう。刺す場所に麻酔薬の注射をやや深めにした後、やや長い針を付けた注射器で、レントゲン写真を参考に肺や心臓を傷つけないような位置、方向で胸に刺して胸水を吸引するだけでしょう。
心臓のすぐ近くは別として、この事自体は日常的にされる検査で、特に危険性はないと思いますし、ご高齢だから危ないというものでもありません。
もちろん、心臓のすく近くだと注意しても心臓を傷つける可能性はないとは言えないし、大量に抜く場合はごくまれにショックを起こす事もない事はないですが、そういう場合は事前にご承諾をいただくための説明があるでしょう。
> もし、このまま自然に任せておくと危険なのでしょうか?
それを判定するために検査しようとしているのだと思います。慢性腎不全から来る胸水だと断定出来れば不要とも思いますが、文面からではまだ確定診断に到達し
ていないのでしょう。
> あるいは薬だけで水を減らせないのでしょうか?
1月から継続して検査、内服薬治療をしておられ、それでも水があまり引かないからこういう事になったのではないのでしょうか。主治医とコミニュケーションはとっていらっしゃいますか。言われるばかりの、受け身状態になってはいらっしゃいませんか。
もし慢性腎不全から来た胸水と断定されれば、今以上に増えて呼吸不全、心不全状態になった場合は透析しかなく、それこそまさにご高齢のお父様に負担になるのではないかと、主治医は他の治療を模索しているのだと思います。
他の原因から来ているのなら、それこそ別の薬を投与して改善する可能性がありますからね。たとえば結核です。ご高齢の方の無症状の胸水では頭の隅に置いておかなければいけない病気です。が、その場合は抗結核薬投与が一番いい治療となります。
推測ばかりで勝手な事を申し上げました事をどうかお許し下さい。少しでもご参考になりましたら幸いです。また、何かありましたら何なりとご質問下さい。