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抗がん剤感受性テストはどのくらいの効果があるものですか?

相談: (31歳 女性)
65歳になる父のことで相談させていただきます。今年5月に医師から「肺がんだが、今なら手術すれば全部摘出できます」との診断を受けました。その一週間後に手術しましたが、実際中を開いてみると、IIIbの腺がんでリンパに癒着していて取れませんでした。その後カルボプラチンとドキタキセルの抗がん剤を1クールして様子をみているところです。脳にも転移があり、ガンマナイフで治療しました。

医師からは「今使用している抗がん剤は伝統的に当病院で肺がん患者には最初この組み合わせを使用している、50%の患者は効果あり」と説明を受けました。でも今後、もしその組み合わせで効果がなかった場合、本人の体力と転移を考えると、病院でベストのものより本人に合ったものを投与していただきたいと素人は考えてしまいます。家族としては少しの可能性でもあるなら効果を望めるものをと考えています。

書籍等で「抗がん剤感受性テスト」というものがあるが効果は不明とありました。実際どの程度効果があるものなのでしょうか?また、こちらが望めば現在の病院(地方の病院)でも行うことが可能なものなのでしょうか?検査機械が高くて全国にあまりない、物理的に無理などの制約があるのでしょうか?先生のお考えをお聞かせください。
回答:呼吸器内視鏡外科 教授 狭間研至
肺がんに対する術後の化学療法で、確実なエビデンス(根拠)が得られているのは、I期肺がんに対する5−FU系の薬剤のみです。ただ、今回用いられている組み合わせにも入っているドセタキセルなどの新薬が開発されてから、かなり期待が持てるデータが出てきました。

今回の組み合わせについては、日本でも多くの臨床データが集積されはじめています。まだ、最終的な評価は出ていませんが、かなり有望視されている組み合わせの一つだと思います。

抗がん剤感受性試験については、私自身が経験はありませんが、学会での発表などをきいていると、試験そのものは、それほど煩雑で高価なものではないように思います。すでに、臨床応用し始めている施設もありますが、まだ研究段階の部分もあるというのが実際のところだと思いますし、現状では、必須の検査というコンセンサスは得られていないのではないかと思います。

今後、化学療法を行いながら、CTや腫瘍マーカーなどで効果を判定していかれると思います。その中では、お薬の変更などもあると思いますが、必ず、ポイントになる時には、主治医の先生からご説明があるはずですのでそのときにも、不安なことやわからないことは、率直にお尋ねになるのが良いと思います。ご参考になれば幸いです。お大事になさって下さい。
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