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no.060426005862

風邪をこじらせた時の肺の影は、ずっと残るのでしょうか?

相談: (31歳 女性)
はじめまして、こんにちは。夫(32歳・喫煙者)についてご相談があります。健康診断の胸部X線で、「胸部所見の疑い」と診断されました。経過は以下の通りです。

2002年 異常なし
2003年 右上肺野肺内病変孤立性結節影
2004年 右上肺野肺内病変孤立性結節影、右中肺野肺内病変線状・策状影
2005年 右上肺野肺内病変孤立性結節影、右中肺野肺内病変線状・策状影

2003年から2004年に影が増えたので、説得して市民病院へ行きました。病院でのレントゲンでは影が映らず、「健康診断がおかしいのかも?」といわれたそうです。後日「念のため」にとったCTでは、健康診断通りに影が確認できましたが、「おそらく風邪をこじらせた時の跡でしょう」とのことで問題なしとの診断でした。

そこでご相談、というか質問です。「風邪をこじらせた時の跡」として、今後もずっとこの「影」は残っているものなのでしょうか?とくに咳をするわけでも痰が出るわけでもなく、普段の主人はいたって健康に見えます。心配されること・病院にいくことをひどく嫌うので一昨年の(医師の診断の)事を今聞いても話してくれず、どうしたものか…と悩んでいたときにこのHPに出会いました。また、生命保険にも加入したいのですが、この件でひっかかりそうな気がしてなりません…。お手数ですが、何卒宜しくお願い申し上げます。
回答:呼吸器内視鏡外科 教授 狭間研至
メールを拝読しました。ご主人さまのこと、ご心配ですね。今回のご質問ですが、レントゲンなど診ておりませんのであくまで一般論ですが、基本的には心配いりません。健康診断にて撮影した胸部レントゲン写真で異常を指摘されることはよくあります。その中で、線状影とか索状影というのは炎症性変化を念頭に置いた言葉であることが多いです。

人間の体は、傷が付いたり、炎症が起こったりすると、その修復の課程で繊維の組織が増生していきます。たとえば、子供の時、ヒザをすりむいたりすれば、その後の傷が盛り上がりますね。あんな感じで、風邪をこじらせて軽い肺炎のようになったときにも同様のことが起こります。

このような瘢痕化した炎症のあとは、基本的にはそのまま残ります。悪性腫瘍の場合とは、レントゲンの写り方も違います。また、今回のように定期的に撮影されているレントゲンで形や大きさに変化がないことも特徴です。健康診断では、毎年指摘されると思いますが、異常がないというより、昨年と大きな変化がないということで著変なしという判定がでてくることもあります。いずれにしても、検査が必要な病変であれば健診センターから通知がきます。

また、生命保険の審査についても、炎症性の変化であれば特に問題なしと判断されることが大半だと思います。いずれにしても、肺のことを気にされているわけですから直ちに禁煙されるとともに、1年に1回の健康診断を継続、ご心配なことがあれば、お近くの内科の先生にご相談になることが大切だと思います。ご参考になれば幸いです。お大事になさって下さい。
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