相談:
(37歳 女性)
10月に風邪を引いたような症状で熱が10日間ほど続き病院で風邪薬をもらいましたが、11月なっても治らず今度は右の背中が痛く微熱も続いていました。のどが少し痛くて右側の首のリンパ腺も腫れています。くしゃみと鼻水も8月半ばからずっとあって検査すると杉しか反応は出ません。ロキシニンとクラビットを処方され微熱は下がってきましたがリンパ腺は未だ腫れています。
先週病院で血液検査したところ本日結果がでて、EBウイルス抗VCA IgMが10未満、IgGが160、EBNAが40とありEBウィルス感染症ですが心配ないとの事。また薬は同じものを処方されました。今現在首のリンパ腺腫れとのどの痛みたまに右側背中が痛いのも問題ないのでしょうか?
結論から言えば、誤診です。
> EBウイルス抗VCA IgMが10未満、IgGが160、EBNAが40とありEVウィルス感染症ですが心配ないとの事。
この検査結果は、EBウイルスは、遠い過去(通常は幼児期)に感染したことがあり、今回の原因ではない、ということを意味しています。つまり、EBウイルス感染症ではありません。今回の症状の原因が何であるか、現時点では不明と言わざるを得ません。
普通感冒(ウイルスによるふつうのかぜ)の可能性も十分あり得ます。このような場合、無闇に、クラビットなどの高価な抗菌剤を乱用するのは、正しい診療姿勢とは言い難いでしょう。抗菌剤が有用なのは、あくまでも、細菌感染症に対してであり、ウイルス感染症に対しては有害無益です。
細菌にもいろいろな種類がありますので、細菌感染症の可能性を考えるのであれば、治療開始に先立って、まず細菌検査を実施し、原因を明らかすることが重要です。今から検査を行っても、抗菌剤の影響が出てしまいますので、原因が明らかにできるとは限りませんが、このままの治療を受けていても、原因は明らかにはならないでしょう。
原因が分からない以上、現在の症状が、問題ないものかどうかも判断できません。より適切な診断・治療を受けられる医療機関を探すほうが良いでしょう。