神経内科で血液検査をしたのですが、尿酸値が7.7と気になる値になっていました。コレストロールは基準値より低く120ぐらいです。まだ、痛風の症状はあらわれてはいないのですが、友人が痛風で苦しんでいるのをみて、気になってきています。
ビールを毎日350を2本ほど飲んでいます。食生活を見直したほうがよいのでしょうか?アドバイスよろしくおねがいします。
血清尿酸値が7.0を超える状態を高尿酸血症と言います。高尿酸血症が直ちに痛風発作に繋がるわけではありませんが血清尿酸値8.0以上になると痛風発作の発症頻度は40%程度になると報告されています。
ビールのプリン体含有量は他の食品と比べて必ずしも高い訳では無いのですが、アルコールは元々血清尿酸値を上昇させる働きがありますので高尿酸血症の大きな原因となります。高尿酸血症・痛風の食事療法についてご説明させて頂きます。
以前より、痛風(および高尿酸血症)には、プリン体制限食(プリン体というのは尿酸のものになる物質です)が取り入られてきま した。さらに最近の研究の進展により、高尿酸血症の成因に過剰なアルコール飲料の摂取や、果糖摂取、ストレス、激しい筋肉労働が高尿酸血症の外的要因として作用していることが明らかにされてきたため、摂取エネルギーおよびアルコール飲料の制限もプリン体制限と同様に重要視されています。
一般的に大豆などの豆類を除いた野菜類は、たくさん食べても良いと思います。納豆や1日に小さめのものを1パック程度、豆腐も半丁程度はかまいません。ご飯も食べ過ぎによるカロリー摂取過剰に注意すれば、プリン体含有量としてはあまり気にすることはないでしょう。
食べてはいけないもの(出来るだけ控える)と して、肉類、魚類の内蔵(レバー、丸干し等)、エビなどがあげられます。肉や鰹節、煮干しなどでとったスープにもプリン体が多く含まれますのでラーメンのスープも飲み干さない方が良いと思います。また、肉類(牛、豚、鶏肉はプリン体含有量について殆ど差はありません)やアジやサンマなどの干物類、イワシ、イカ、タコ、サンマ、カツオ、牡蠣などは食べ過ぎない方が良いでしょう。
これらのプリン体摂取の制限の他、前述したように過剰なアルコール飲料の摂取や、果糖摂取(菓子類、炭酸飲料、砂糖など)、ストス、激しい筋肉労働が外的要因として作用していることが明らかとなったため、摂取エネルギーおよびアルコール飲料の制限も痛風の食事療法の基本となっています。 以下の6点に注意して食事療法を続けて下さい。
1.1日に摂取する総プリン体量は300〜400mg程度とする。
2.1日の摂取エネルギーを守る。
3.各栄養素のバランスのよう食事をとる。
4.水分を十分取る。
5.塩分を取りすぎないようにする。
6.アルコール飲料は適量を守る。
特にビールはプリン体の含有量が多いためなるべくさけてプリン体カットの発泡酒か、焼酎やウイスキーなどを飲むように(但し、量が多いと尿酸値があがりますので、焼酎で1日1,2合、ウイスキーで1日水割り2杯程度として下さい)したほうが良いでしょう。またプリン体は水溶性であり調理法でも影響を受け、焼いたり、炒めたりではプリン体は食材に閉じこめられるが、煮ることによってプリン体を減少させることができます。一般的に、乾物類(干物や 鰹節、煮干し、干し椎茸など)は、プリン体が高いという報告が多いので注意して下さい。詳しくは
両国東口クリニックのホームページに掲載されていますのでご一読下さい。