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花粉症からくるアレルギー性皮膚炎でしょうか?

相談: (35歳 男性)
1歳4ヶ月の娘(第二子)のことで質問いたします。まずは状況を説明します。今年の3月中旬ころから、あごの下、首の周りを痒いのか、かくようになり、一時期はケロイドのように赤く腫れてしまいました。初めはオロナイン軟膏を塗ってみたのですが良くならず、風邪をひいたのもあり、内科であわせて診てもらいました。その時はアレルギーかもしれないと言われ、風邪薬とキンダベート軟膏を処方されました。それからはかなり改善されましたが、もう少しのところで又掻き毟り完治はしておりません。

また、乾燥肌(特に頬がかさかさになる)のでオリーブオイルを塗っております。あと手首(親指の付け根あたり)に水泡のような発疹ができていて、ここには軟膏を塗っていませんが消えません。また、私は花粉症ですし、上の子(6歳男)も一時喘息気味のときがあり、アレルギーの気があると診断されました。そこで質問いたします。

1.完治していないので診断していただきたいと考えております。内科では皮膚の症状が改善されなければ皮膚科で受診(アレルギーの件も含めて)してくださいと言われました。私は小児科が良いように思えたのですが、先生はどこの科で受診したほうが良いとお考えでしょうか。

2.使用中の軟膏ですが、合成副腎皮質ホルモン剤は良くないと言われたことがあります。内科の医師からも効果がなければ使用を中止するよう言われました。これ以上治らないようであれば、やめたほうが良いのでしょうか。

3.花粉症によるアレルギーの可能性はあるのでしょうか。

以上、よろしくお願いします。
回答:小児皮膚科 教授 岩元 豊
ご相談の症状を読む限りでは乾燥性の皮膚炎を起こしている可能性が高いと考えます。オロナイン軟膏は湿疹や皮膚炎に塗ってはいけません。症状を悪化させるばかりではなく、オロナインの成分にアレルギーを生じる可能性があります。オロナインの使用上の注意をよく見てください。湿疹やカブレには使わないようにと書いてあるはずです。

皮膚病の多くはアレルギーで起こりません。アレルギーと言う言葉は説明が簡単になるのでよく専門外の医師によって使われますが、皮膚疾患の多くは刺激によって起こります。一度専門の医療機関を受診するのが良いですが、それは小児科ではありません。炎症や腫れがひどい場合は第一選択は副腎皮質ステロイドホルモンの薬になります。それ以外の選択肢はまずないと考えてください。

非ステロイド系の外用剤は、効果に根拠が無いばかりか、接触アレルギーを生じることがよく知られており、日本以外の国では使われていませんし、日本でも皮膚科ではまず使いません。小児のアトピー性皮膚炎が遷延化の原因がブフェキサマク軟膏(アンダーム軟膏)の使用に起因すると言うデータも存在します。

花粉皮膚炎は基本的に中年以降の女性しかまず起こりませんので花粉症で皮膚症状が出ていると考える必要はまず無いでしょう。子供の乾燥肌は標準状態です。子供は思春期まで皮脂の分泌が無いため、乾燥した空気に触れると角質から水分が蒸発してしまいます。そのため細胞間に隙間ができてその隙間から侵入した異物に対して反応が起こり皮膚炎を起こします。これは掻破によって増悪しますので皮膚症状が生じた時点で抗ヒスタミン剤などのかゆみ止めで掻破を止めてやることが必要になります。

実際に症状を診ていないのでこれ以上はコメントできませんが、以上の内容をよく参考の上専門医療機関を受診されることをお薦めします。
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